横浜 関内・馬車道のバー シャンパーニュとワイン マール は、現在準備中です。

用語解説

[シャンパーニュの種類]

ブラン・ド・ブラン

白ブドウのみから造られたシャンパーニュ。

原則としてシャルドネのみから造られたシャンパーニュを指す。ごく稀だが希少品種(アルバンヌ、プティ・メリエ、ピノ・ブラン、ピノ・グリ)が用いられることもある。

ブラン・ド・ノワール

黒ブドウのみから造られた無色のシャンパーニュ。

ピノ・ノワールやムニエの色素は果皮にあるため、上手に圧搾して果皮と果汁を分離すれば色着かない。語彙的にはふたつの黒ブドウの両方が使え、ムニエ100%もあり得るが、一般的にはピノ・ノワール100%が多い。

[生産者の登録業態とその略号]

NM(ネゴシアン・マニピュラン)

原料となるブドウを他者から購入し、シャンパーニュを醸造する生産者。いわゆるメゾンである。メゾンもブドウ畑を所有するが、それでは賄いきれず他者から購入するのが通例。

RM(レコルタン・マニピュラン)

自社畑で収穫されたブドウのみを用い、自らシャンパーニュの醸造も行う栽培農家。

一部のブドウをメゾンやコーペラティヴに売ることもある。

CM(コオペラティヴ・ド・マニピュラシオン)

加盟する栽培農家が持ち込んだブドウを原料として、酸造から販売まで行う生産者協同組合。

RC(レコルタン・コオペラトゥール)

協同組合にブドウを持ち込み醸造を委託。相当量のシャンパーニュを買い取り、自社銘柄で販売する栽培農家。

SR(ソシエテ・ド・レコルタン)

一族の所有するブドウ畑で収穫された原料を用いてシャンパーニュを醸造、販売する栽培農家。

ND(ネゴシアン・ディストリビュトゥール)

完成したシャンパーニュを購入し、自社ブランドのラベルを貼って販売する流通業者。

MD(マルク・ダシュトゥール)

スーパーマーケットやレストランなどのプライベートラベルが貼られたシャンパーニュ。

[グラン・クリュ/プルミエ・クリュ]

特定の村で収穫されたブドウを使用した場合には、Grand Cru(グラン・クリュ)やPremier Cru(プルミエ・クリュ)の表示が認められている。


これはブドウの取引が公定価格で行われていた時代の名残りである。かつては村(クリュ)ごとに80~100%の格付けがあり、その年の公示価格に対し格付けの比率を乗じた金額がブドウの売買価格とされた。つまりブドウ1kgの公示価格が10ユーロの場合、100%の村なら栽培農家はメゾンに10ユーロで売れるが、80%の村は8ユーロでしか売ることができなかった。

100%の村は17あり、これらをグラン・クリュ、90~99%の42カ村をブルミエ・クリュという。グラン・クリュとブルミエ・クリュのブドウを混ぜた場合でも、ブルミエ・クリュと名乗ることが可能である。

[4大ブドウ栽培地]

モンターニュ・ド・ランス地区

ランスとエペルネの間に位置する、森に覆われた小高い丘。この丘の北から東を回って南まで、裾野を取り囲むようにブドウ畑が広がる。原則としてピノ・ノワールの栽培が盛んな地区。

ヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区

マルヌ川の両岸に広がる栽培地区。その名のとおり谷のため、遅霜のリスクが高い。そこで遅霜に強いムニエが主に栽培されている。

コート・デ・ブラン地区

エペルネの南に連なる丘陵地の東向きまたは南東向きの斜面。「白い丘」の名前のとおり、ほぼ白ブドウのシャルドネで占められている。

コート・デ・バール地区

南部オーブ県に位置する栽培地区。かつてはシャンパーニュ地方から除外されたり、第2地区の扱いを受けていたが、1927年にシャンパーニュ地方の一部として正式に認められた。現在はビノ・ノワールの供給地として、大手メンンにとってかせない存在となっている。

[甘辛度表示]

シャンバーニュに関わらず、多くの発泡性ワインは澱抜き後に着分添加(ドザージュ)を行い、味わいを調整する。表示と残糖度の値は下記のとおり。

Doux(ドゥー)

50g/l以上


Demi-Sec(ドゥミ・セック)

32 ~ 50g/l


Sec(セック)

17~32g/l


Extra Dry(エクストラ・ドライ)

12~17g/l


Brut(ブリュット)

12g/l未滿


Extra Brut(エクストラ・ブリュット)

0-6g/l


残糖3g/l以下、またはまったく糖分添加をしていないものには、

Brut Nature(ブリュット・ナチュール )Pas Dose(パ・ドゼ)、Dosage Zero(ドザージュ・ゼロ)の表示も認められている。